子供の頃は「かわいい子」だったのに、大人になったら見た目も自信もすっかり変わってしまった――そんな経験、ありませんか。今日ご紹介する『彼女はキレイだった』は、そんな「昔と今のギャップ」を抱えた主人公が、初恋の相手と15年ぶりに再会するところから始まるラブコメです。パク・ソジュンさんの出世作のひとつでもあり、50代の私が観ても、若い頃の記憶がふっと蘇るような作品でした。
あらすじ
子供の頃は誰もが振り返るほどかわいかったヘジン。でも大人になった今は、仕事もうまくいかず、外見にもすっかり自信をなくしています。そんなある日、憧れだった初恋の相手ソンジュンと15年ぶりに再会することに。ところが向こうはすっかり「完璧な美男子」に成長していて――ヘジンはとっさに、美人な親友を自分のふりをさせてしまいます。そこから始まる、正体を隠したままのじれったい恋模様。あらすじだけ聞くと突飛ですが、根っこにあるのは「好きな人に、ありのままの自分を見せる勇気が持てない」という、誰もが一度は抱いたことのある気持ちです。
見どころ:じれったさの中にある優しさ
このドラマの魅力は、正体を隠す「入れ替わりもの」のドキドキだけでなく、ソンジュンという人物の優しさにあります。見た目だけで人を判断しない彼の言動が、ヘジンの――そして観ている私たちの――凝り固まった自己評価を少しずつほどいていく。派手な事件は起きませんが、その分「言葉の選び方」「ちょっとした仕草」で魅せる、じっくり型のラブコメです。

パク・ソジュンの原点がここに
『梨泰院クラス』や『キム秘書はいったい、なぜ?』(記事はこちら)で見せる余裕たっぷりの魅力とはひと味違う、まだ少し不器用さの残るソンジュン役。この作品でのパク・ソジュンさんは、優しさと少年っぽさが同居していて、「大人になりきる前の魅力」を堪能できます。彼のファンなら、出世作を遡って観る楽しみがきっとあるはずです。
50代だから沁みるところ
正直に言うと、私はこのドラマを最初「ヘジンの入れ替わり作戦、無理があるでしょう」と笑いながら観ていました。でも観終わる頃には、笑えなくなっていました。年を重ねるほど、「今の自分」を誰かに見せることが怖くなる瞬間、ありますよね。同窓会に行くのを一瞬ためらったり、昔の知り合いに「今の自分」を見せるのが気恥ずかしかったり。ヘジンの空回りは他人事に思えなくて、気づけば応援しながら観ていました。
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まとめ
『彼女はキレイだった』は、「見た目」より「中身」を選んでもらえることの嬉しさを、じんわり教えてくれる作品です。今の自分に少し自信が持てない日にこそ、観てほしいラブコメでした。パク・ソジュンさんの魅力をもっと味わいたい方は、『キム秘書はいったい、なぜ?』の記事もあわせてどうぞ。


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